2020年4月
新生活が始まる4月になりました。
三股図書館では新型コロナウイルス感染予防のため、下記の対策を行っています。
・多目的ルーム、館内閲覧席、視聴覚ブース、インターネット閲覧の利用閉鎖
・館内の換気のため常時窓を開ける
・図書館出入口、館内の2か所にアルコール消毒液の設置
また、長時間の滞在をお控えいただきますようお願いしています。
引き続きご不便をおかけしますが、ご理解ご協力よろしくお願いします。
≪図書館司書のあれこれ≫
図書館の本を棚に戻す作業を「ハイカ」というのですが、
漢字で書くと「排架」と「配架」の二通りの書き方があります。
違いは何だ!?と調べてみると明確な意味の違いがありました。
「排」は「一定の順序で連ねる」、「配」は「割り当てる」との意味で、
「排列」は順序よく並べること、「配列」はただ並べることであるそうです。
図書館の本は分野ごとに順序よく並べてあります。
つまり、意味を考えると正しいのは「排架」ですね。
しかし広辞苑第七版には「配架:図書などを棚に整理して並べること」との記述。
整理して並べるのは「排架」じゃないの?とまたまた調べました。
昔、「排」という字が制限漢字になった時に「配」の字が代わりに使われ、
元々の漢字のイメージもあり「配」の字が一般的になったことから、
広辞苑には「配架」のみ掲載されていると思われます。
言葉って変わっていくんだなぁと思いました。
同時に、日常のちょっとした不思議や違いを調べる楽しさも感じました。
みなさんにも体験してもらおうと「しらべものクイズ」をつくりました。
自宅で解けるクイズです。関連本の展示も行っています。
図書館窓口の近くに置いています。ご自由にお持ち帰りください。
参考文献
・レファレンス共同データベースより
「なぜ図書館用語の「ハイカ」を「排架」と書くのか」(福井県立図書館)
・広辞苑第七版 岩波書店
≪図書館だより≫
今月の図書館だよりは、読書案内本の紹介です。
おすすめの本を紹介している書籍です。本選びの参考にいかがでしょうか?